1:話題のニュース 2018/07/30(月) 08:18:02.84
リベラル家庭で育った妙齢日本人女子が「ネット右翼」になるまで 誰でもネトウヨになる可能性がある

2018年7月22日 11時0分 現代ビジネス

前回( http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56339 )、シェアハウス暮らしの中で目撃した外国人留学生への悪質な人種差別について書かせてもらった。今だにゾッとするし怒りが湧いてくる出来事だけれど、実はあの話を書くならもうひとつ、しないといけない話がある。

正直書くのがメチャクチャしんどい。とても恥ずかしい話で、思い出すだけでわーっ!と叫んで転がりたくなってしまうのだ。でも告白しないと先に進まないので書くけれど、私は昔、所謂ひとつの「ネトウヨ」だった。


「ネット右翼」という存在の定義は明確ではないけれど、Wikipediaには「インターネットの電子掲示板上などで、右翼的、国粋主義的、国家主義的、復古主義的な主張をする人たちを意味する」と書いてある。(ちなみに「ネトウヨ」という呼称はスラングのさらに蔑称にあたると思うので、以下「ネット右翼」で表記を統一する)私はそれだけでなく、排外主義や家父長制を支持する傾向があるのが一番大きいポイントだと思っている。

私がネット右翼だったのは、今から十数年前。24歳から26歳くらいの期間。若かったけれど、ものの分別はついてしかるべき年齢だ。当時は実家暮らしをしていて、引きこもりと鬱と自傷と睡眠導入剤withアルコールの常飲という数え役満みたいな問題を抱えていた。

順を追って書くと、私は18歳で一度実家から上京しいろいろな職業を転々としたのだが、どこも長続きせず精神的にも金銭的にも手詰まりになり21歳のとき早々に実家に戻った。家事能力は低く、自分の身の回りの世話もおぼつかずあらゆる点でだらしなかった(これは今も同じ)。

しばらくは家業を手伝ったり当時流行っていたテキストサイトを作ったりして楽しくやっていたけれど、次第に引きこもりがちになり、酒量がじわじわと増えはじめ、4リットルくらい入ってるでかいペットボトル焼酎を1週間足らずで空けるようになり、泥酔してはカッターナイフや煙草の火で自傷行為をするようになり、ついに首吊りの自殺未遂をやらかした。

さすがにこれはまずいと自覚し、心療内科に通うこととなった。ここまでは、たぶん「憧れていた一人暮らしを自分でダメにした」という後悔と自己嫌悪が引き金になっていたのだろうなと思う。



2:話題のニュース
病院では速攻で鬱と診断され、抗鬱剤と睡眠導入剤を飲み始めた。効き目はわりとすぐにあらわれ、スコップでえんえんと地面を掘り続ける作業をノルマ付きで強要されていたような奇妙な焦りと疲労感が徐々に消え、心がすこんとフラットになった。喜怒哀楽全ての感情が、ボリュームをしぼったように小さくなったのだ。喜びはないが、哀しみもない。

小指の先ほどもないちっちゃい薬ひとつで、あっという間にこんなに気分が変わってしまうのに驚いた。ヒトの精神とか想いとか中身ってなんなんだ、とちょっと虚無感も感じた。

そして、それまで一日中出口もなく考え続けてきた「自分について」という議題にもいきなり興味がなくなった。文章を書くこともほとんど出来なくなっていた。書き始めても完結させられない、オチのある話を作れない。そこそこ閲覧者がいたブログもやめてしまった。長大な暇が目の前に現れた。そうして一日中ただただインターネットから情報をボーッと受け取るだけの毎日が始まってしまったのだった。

日本=私をホメて認めてほしかった

物語を書くこともできなくなっていたけれど、読むのも難しくなっていた。ある程度の長さがある本やテキスト、映画を視聴することができない。途中で気力がなくなってしまうのだ。なので自然と数百文字でオチがつく2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のネタスレや、そのまとめサイトに入り浸るようになった。そこで出会ったのが、「外国人の反応」を集めたまとめサイトだった。


そこには外国人が日本の文化や人に感動したり驚いたりする「ちょっといい話」なネタがまとめられていて、似たようなサイトは他にもいくつかあった。内容はどこも同じで、外国人(登場するのは西欧人が多かった)が日本のアニメ・ゲームはすごいとか、食べ物が美味いとか、人が親切とか、治安がいいとか言ってたよ、というエピソードが大量にまとめられている。それを毎日毎日読みふけっていた。

なぜ「日本すごーいとホメそやす外国人のエピソードまとめ」に惹かれたのか。当時の私は、完全に自分に対する自信を失っていたように思う。

体重が数年で30キロ以上増え、唯一の得意分野だと思っていた文章書きもできなくなり、身体は消えない傷跡だらけ、酒が手放せず薬と一緒に焼酎をガブ飲みしては親を泣かせていた。治療は受けていたけれど「死んでもいいや」とずっと思っていた。自分は猫のフン以下の存在だと本気で思っていた。

でも、外国人の反応まとめサイトを読んでいるときは、なぜか気持ちが癒やされた。

学歴も職もなく人生からコースアウトしてしまったと思っていたけれど、それでも「日本人」という属性だけは剥がれ落ちていない。だからそこを褒められると自尊心がくすぐられて、嬉しかったのだと思う。


実際にあった話というていで書かれているエピソードが本当かどうかもどうでもよかった。ホメて認めてほしかった。日本=私を。一つのまとめサイトを読み尽くすとリンクを辿って次のサイトへ。それを繰り返していくうちに、私はいつの間にか主に中国や韓国の話題やニュースをまとめたサイトに辿り着いていた。

2ちゃんねるのスレッドを抜粋しまとめたそのサイトでは、中国の環境の悪さや韓国企業が日本の技術やデザインをパクッたという話題がいくつもいくつも並び、そこに大量の罵詈雑言が「意見」として寄せられていた。

そのニュースのソースも信憑性もそもそも分からない。けれど「外国人の反応まとめ」で「日本ってスゴイ!」の地慣らしがされていた私はそこに書かれていたことをまるっと信じてしまった。

日本は間違ってない。中韓はひどい国だ。日本は世界に尊敬されている。私は栄えある日本人。疑いもしなかった。自分でも書き込みを始め、日本を悪く言っているというメディアや個人があれば「叩き」に参加した。 (続く)

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6:話題のニュース
>>2
暴力と快感は容易に結びつく

それまで私は個人的に外国人に嫌な思いをさせられたことはなく、逆にバイト先で面倒を見てもらったりした経験しかなかった。映画も中国、韓国、香港映画を好んで観ていたし、悪印象どころか好感を持っていた。

はずなのに、私は中韓叩き記事をむさぼり読んでは快感を感じるようになっていた。明らかに理屈が通らないのに、そのときはおかしいとも思わなかった。日本がホメられて嬉しい、では飽き足らず、叩くべき「敵」が人生に現れて楽しかった。なんか目的ができた気になった。バカみたいな話だけど、確かにそういう気持ちだったのだ。

けど、ある日いつものように中韓叩きまとめブログを読んでいたとき。

そこは国内のニュースもトピックに挙げることがあり、その日は電車内の痴漢のニュースが取り上げられていた。まとめられた2ちゃんの意見もコメント欄も、「冤罪をかぶせて金をむしり取る女は死刑」「ちょっと触られたくらいで大げさ」「ブス・ババアほど痴漢と騒ぐ」「女はクズ。まんこしか価値なし」等の女叩きのオンパレード。一気に頭に血が上って反論を書き込み一通りネット上で匿名の相手と罵り合いを続けた。

話は当然噛み合わず平行線の揚げ足取り合戦になり、私は疲れて、そしてふいに気づいてしまった。いま女という属性をひとまとめにされ偏見でもって叩かれ侮辱されていることに怒っているけれど、それは、この数年、自分が中国や韓国に向けてやってたことと同じだ。

目にはまっていたブ厚いウロコが、ぼろっともげ落ちた気分だった。一度そう気付いてしまうと、それまで普通に読んでた中韓叩きまとめ記事が、ソースも曖昧で偏見まみれで悪意が先に立つものばかりなのが分かってしまった。

こんなものをありがたがって読んでいた自分が情けなくなったけど、それよりも恥ずかしかったのは、外国や外国人が叩かれている時は気にならなかったのに、自分と同じ女という属性が叩かれているのを読んで、やっとその行為の酷さに気付いた己の鈍感さ、自己中心っぷりだった。

私はかなりリベラルな家庭環境で育っていて、両親からは今まで一度も人種差別、外国人差別的な話を聞いたことがない。人権や平等の大切さみたいな話を子供のころから聞かされていたし、それに反発もおぼえなかった。それでも、私はネット右翼に染まってしまった。ほんとうに酷い事をした。反省してもしきれないし、人生トップクラスに恥ずかしい行為だと思っている。



7:話題のニュース
>>6
自分の中の「差別したい、罵りたい、殴りたい」という衝動に向き合って、心の檻の中で飼い慣らさなきゃいけないんだな、と理解したのは、通院が終わり薬と酒のチャンポンをやめて頭の中が少しすっきりしてからだ。私は気をつけないとすぐ差別や侮辱や暴力を「そんなつもりはなかった」と言いながらやらかしてしまう人間なのがよく分かった。

暴論を承知で言うけれど、誰かを罵倒したりいじめたりするのは、基本的に人間にとって「楽しいこと」なのだと思う。倒すべき敵がいるという妄想も、人生に目標ができたみたいでテンションのあがるシチュエーションだ。

暴力と快感は容易に結びつく。でもそれを理性で止めることができるのもまた人間の人間らしさなはず。仮に嫌いな相手でも、暴力を振るわず生きてくことはできるはず。難しいけど。

しかしそういう方向を目指していかないと人って簡単に殺すし殺されてしまう。差別が殺人や自殺に発展したニュースを、毎日のように目にしている。

人間死んだらおしまいだ。他人を勝手に終わらせたり自分が終わりになってしまわないように、だから私はときどき己の「ネット右翼」時代を思い出す。




11:ネットの反応
おバカそうな長文はパヨクの証拠?

19:ネットの反応
>>11
中身が一切ないけど、字数稼ぎで支離滅裂なことを書くのがパヨクの特徴

192:ネットの反応
>>19
それってまんま韓国の新聞w

42:ネットの反応
>>1
リベラル家族のばかばかしさに嫌気がさしたんだろ

44:ネットの反応
長過ぎる
どうせ大した事言ってないんだろうけど

47:ネットの反応
創作なら救いがある
実在するならマジキチ

57:ネットの反応
匿名記事やんけ
無責任に何とでも書けるわな

87:ネットの反応
十数年前にネトウヨなんて言葉はねえよ
アホかこいつ

102:ネットの反応
確か盧武鉉時代までは嫌韓厨で通じた
明博辺りからネット右翼が出てきた

103:ネットの反応
嫌韓だとネトウヨなんだろ?
そりゃ誰でもネトウヨになるよ
まさに『知れば知るほど』

123:ネットの反応




3文字でおk

135:ネットの反応
ヒュンダイビジネスか

145:ネットの反応
ネトウヨの定義が「嫌韓」だとすれば
もはや、世界中がネトウヨということになるw

155:ネットの反応
文体が痛い
読むのつらいw

165:ネットの反応
ネトウヨは精神病

185:ネットの反応
自分の国を好きになって何が悪い?
自分の国に不当な攻撃を仕掛ける国に対して反撃するのは当たり前のことだろ。

51:ネットの反応
なんか、生粋のパヨクが考えた理想のネトウヨ。
みたいな感じだな。